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【今すぐするべきスマホのセキュリティ対策】アップル対FBIの『ロック解除』論争!個人情報を守るには?

処分した携帯電話のデータ、実は復元できちゃう!?自分の個人情報は自分で守るしかないんです・・・!

みなさんこんにちは、メディアエクシードです。

今や私たちの生活にはなくてはならないスマホこと、スマートフォン。
この記事を読んでくださっている方にも、パソコンではなくスマホで読んでいるという人もいるのではないでしょうか?

その便利さからあっという間に普及したスマホですが、最近はいろいろ考えさせられるニュースが起きています。
そう、今特に話題となっているのは、情報を大量に保有しているというスマホの性質から切っても切れない『セキュリティ』問題!
そこで今回はスマートフォンのセキュリティについて、皆さんから回答していただいたアンケートなども踏まえて考えてみようと思います。

スマホ

(アンケート対象:20代から50代の男女)

まずはスマホの普及率ついて確認!

本題に入る前に、スマホの普及率ついておさらいしましょう!

Q1 スマホは日本でどのくらい普及してるの?

A1 日本全体として、スマホは約6割の人が所持しています!

スマートフォンだけでなく、タブレット端末のみや、タブレット端末と普通の携帯を同時に保有している人もいます。
そのため「スマホやタブレット端末を含めたスマートデバイスの所持率」になると、もっと高くなりそうです。
スマホはコミュニケーションや意思伝達の際になくてはならないものになっているということが分かりますね。
ただ、若年層間でのスマホ所持率が上がるにつれ、SNSによる極めて残酷ないじめ問題が浮き彫りになっています。

スマホ スマートフォン 普及率 電子機器 タブレット

(総務省 平成26年度版 情報通信白書 より引用)

Q2 スマホは世界でどのくらい普及してるの?

A2 全世界の半数の人はスマホを持っていると考えていいでしょう。

グラフを見ていただければわかりますが、スマホ市場は年々拡大しています。
このグラフは4年前のものなので、現在のスマホ所持率は7割を超えているかもしれません。
低価格帯のスマホが多く市場に出回っているというのも一因ではありますが、先進国のスマホユーザーが使い古したスマホを転売し、それが新興国に安く出回るため、という要因もあります。
あなたがスマホを買い替えるときに下取りに出したスマホを、遠い海の向こうで誰かが使っているのです。

スマホ 普及率 世界 スマートフォン 携帯電話

(総務省 平成24年度版 情報通信白書 より引用)

何においてもガラパゴス化が取りざたされる傾向にある日本ですが、スマホにおいては世界と同じように、いえ、それ以上に私たちの生活に浸透しているのですね。
そんなスマホですが、皆さんもご存じのあるニュースにより「セキュリティ」や「個人情報」の守り方が議論されるようになりました。

「テロリストのiPhoneのロックを解除しろ」

ティム・クック
アメリカで去年起きた銃乱射事件の犯人が生前所持していたiPhoneについて、「ロックを解除し、中身が見れるようにしなさい」とアメリカのFBIが、世界大手のスマホメーカーであるアップルに要求しました。
ですがアップルはこの要求に対して「危険な前例になる」として拒否しています。
そのアップルの判断を受け、アップルの姿勢に共感した人たちがアップルのサイトで支持声明を出したり、アップル支持のデモを行ったりと、活発な動きを見せているんです。


日本のアップルのサイトでも、今回のアップルのセキュリティに関する考え方について触れられています。
それが下の画像です。

Apple あなたのプライバシーに関するAppleの取り組み セキュリティ プライバシー保護

結構長めの文章なのですが、読み進めていくと最後の方に、

Appleはこれまで、自らのすべての製品とすべてのサービスにおいて、どの国のどの政府組織に対してもバックドア(情報の裏口)を設ける協力をしたことはありません。
Appleのサーバへのアクセスを許容したこともなく、今後も決して許容しません。

・・・と書かれています。
他にも、各国の政府からのセキュリティに関するデータ開示のデータをサイトに掲載するなど、アップルはセキュリティや顧客の個人情報に対してはとても慎重です。
ですが、アメリカの世論の過半数はアップルを支持しておらず、そこにアメリカ大統領選挙で大きく名をあげたトランプ氏が「アップルは何様だ!アップル製品不買運動をしよう!」いちゃもんを付けたり…とスマホユーザーはこのニュースの行方を不安げに見守っていたことと思います。

ジョンマカフィー マカフィー セキュリティ 創業者
そして昨日、このニュースに対してアメリカの大手セキュリティソフト会社、マカフィーの創業者であるジョン・マカフィー氏が、「私が無料でiPhoneのロックを解除します。3週間でね。」と名乗り出ました。
マカフィー社をあげてロックを解除するのか、それともジョン・マカフィー氏が個人的にロックを解除するのかは明らかになっていませんが、3週間でできてしまってもそれはそれで怖いですよね。
スマホのロック解除方法が何らかの形で、悪意を持った犯罪者などに知られてしまったら…見当もつかないくらい恐ろしいことです。


ロックを解除しなくても個人情報は読み取れる?

さて、逆にロックを解除しなくても個人情報は読み取れるのか・・・。
これが出来たら上記のアップル対FBIの『ロック解除』論争は勃発していなかったのですが、そんなこと出来るのでしょうか?
正解は・・・、出来てしまう んです!!!

ある外国のセキュリティ会社が中古で売られていたスマホの個人情報を復元するという実験を行ったそうです。
実験に用いられたスマホはアンドロイド端末で、おそらくユーザー自身で工場出荷時の状態にリセット、データをすべて削除されたものでした。
ですが、市販のソフトを使うことで、多くのデータが復元できてしまったのです。
復元できたデータは以下のとおりです。

・以前のスマホ所有者が撮影した約43,000枚の写真
・1000回以上の検索履歴
・約800通のメッセージ履歴
・約300件の連絡先情報

これだけのデータがあれば、復元したデータを元にSNSなどでなりすましをしたり、不正にお金や商品を手に入れることもできてしまいます><
最近はスマホを転売することで利鞘を得るという方法で生計を立てている人もいます。
また、下取りキャンペーンなどでスマホを買い替えるというサービスも当たり前ですよね。

ここで、みなさんが昔の携帯電話をどのように処分しているのかアンケートをとってみました。
それぞれ結果や意見も見ていきましょう!

過去の携帯電話の処分に関するアンケート

Q 過去の携帯電話(スマホも含む)はどうしてる?

過去の携帯電話の処分に関するアンケート 手元に残す 破棄 買取

手元に残す…64.9%

・データの吸出しをしようと思いつつまだやっていないから(30代/女性)
・たまに過去の写真を見ると楽しいから。(20代/男性)
・データが残っているし、そのデータをわざわざ消すのも面倒なので。また、売れる機会があれば売りたいと考えているので。(20代/女性)
・壊れるまでは中のデータを見たりできるので。(20代/女性)
・(捨てるのは)なんとなく気が引けて置いておいてしまいます。(40代/男性)

破棄する…27.7%

・必要がないからです。(20代/女性)
・携帯会社に破棄してもらいます。自分でも見ないし、万が一他人に見られてそこまで困るものもないけれど、邪魔でもあるので。(30代/女性)
・昔の携帯はとっておいても仕方がないから。(40代/女性)
・破壊して捨てます。持っていても邪魔になるだけなので。(40代/男性)

買い取ってもらう…3.2%

・高値で買い取ってくれたため(30代/男性)
・高値で買い取ってくれるサイトをみつけたので(40代/女性)
・値段がついたので(30代/女性)
・少しでもお金になるから。(20代/男性)

譲渡する…3.2%

・音もでるし色々なボタンがついていて、小さい甥の玩具になるからです(40代/女性)
・持っていても使わないので(30代/男性)
・邪魔になるだけなので。(40代/男性)

不明…1.1%

・携帯電話を持ったことがありません。経済的にと必要性がないためです。(50代/男性)



この記事を読んでいる皆さんは今使用していないスマホや携帯電話をどのように処分していますか?
スマホを持っていなかったり、手元にずっと残しているという人にはあまり関係ないかもしれません。
ですが、買い取ってもらっている破棄している譲渡しているという人は注意が必要です。
スマホなどの精密機器は、特殊なドライバーを使用しないと中を開けることが出来ません。
中の基盤を破壊しなければ、データを復元できる可能性が高まってしまうのです。

では、どのようにすればデータを完全に消去出来るのでしょうか?
まずは、スマホユーザー自身が デフォルトのデータ消去 を行いましょう。
その上でさらに、市販されている「スマホデータ消去専用ソフト」を使用する ことが一番確実な方法です。
これは一般社団法人 情報機器リユース・リサイクル協会が中古のスマホの買い取りや販売におけるデータの消去方法としてガイドラインに載せています。
データの完全消去について詳しく知りたい方は、是非参考にしてみてください!

頑丈なセキュリティで、楽しいスマホライフを!

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自分の個人情報は自分で守る!
そんなセキュリティへの高い意識が楽しいスマホライフを連れてきてくれます。
この機会に一度、パソコンだけでなくスマホにおけるセキュリティについて考えてみませんか?


 

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