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コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーの違いとは?

マーケティングの現場においてコンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーは非常に重要な役割を担っています。今回は双方の導入メリットや違い、作成手順を紹介します。

マーケティングの現場でよく活用される「コンセプトダイアグラム」と「カスタマージャーニー」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

双方とも顧客や成果を獲得するために非常に重要な戦略ですが、それぞれの目的や趣旨が異なります。

そこで今回は、コンセプトダイアグラムとカスタマージャニーの違いやメリット、作成の手順について紹介していきます。

カスタマージャーニーとは?

砂漠

カスタマージャーニーとは、消費者やユーザーがある商品を購入したりサービスを実際に利用したりするまでのプロセスを意味します。

また、そのプロセスを図解や文字に起こすことによって可視化、具現化したものをカスタマージャーニーマップと呼びます。

数年前までは顧客の購買行動や意思決定、その他サービスの利用まで非常に複雑であったため、商品やサービスを提供する側はそれらを正確に把握することが困難とされていました。

しかし、近年の著しいSNSやメディアの発展に伴いそれらが把握しやすくなり、カスタマージャーニーの活用がマーケティングの現場において注目されてきています。

カスタマージャニーマップの詳しい内容については、こちらをご覧ください。

カスタマージャーニーの重要性やメリット

カスタマージャーニー(マップ)の活用はメーカーや各企業におけるマーケティングは当然のこと、WEB上におけるサイト運営やWEBマーケティングの現場でも欠かせない施策の1つとなっています。

WEBマーケティングの現場で活用することで、①顧客(ペルソナ)の立場から商品開発やサービスの提供を考えることができる②マーケティング業務の効率化という2つのメリットがあります。

マップを作成する際には、必ず顧客・消費者の立場から様々なアイデアを出すことになるため、より効果的なマーケティングに繋がります。

また、実際にマップを作成することによって、事業部同士の連携がスムーズになり業務の効率化にも繋がるでしょう。

カスタマージャーニー作成の手順

カスタマージャニーマップ図解

マップを作成するに至って、ペルソナの設定、コンバージョン達成までのプロセスを考える、という2つの手順を踏む必要があります。

ペルソナの設定に関しては、事業内容ごとに適した年齢層・性別・地域・趣味・家族構成などを考慮してターゲティングを行ないペルソナを設定します。

そして、実際に商品の購入やサービスの利用といったコンバージョン達成までのプロセスを把握しやすいように分割していきます。

一般的にそのプロセスは「無関心」「問題認識」「解決意欲」「課題整理」「要件定義」「比較検討」「条件交渉」そして「購買・利用」という8段階に分かれます。

ここまでの手順が終われば、それぞれの項目にあった内容を具体的な文字や図、記号などを使って可視化していきます。

カスタマージャーニーマップを作成しWEBコンテンツに活用すれば、SEO対策にもつなげることができるでしょう。

コンセプトダイアグラムとは?

デスクトップ

カスタマージャニーマップとは何か、重要性やメリット、作成に手順について説明しました。

次は似て非なるマーケティング手法と言われるコンセプトダイアグラムについて見ていきましょう。

コンセプトダイアグラムとは、WEBマーケティングにおいて使われる手法の1つで、ユーザー・顧客の心理変化を元により多くのコンバージョンを達成するための施策をマップにしたものです。

WEBマーケティングにおいて、欠かせない各サイトへのセッション数や滞在時間などのアクセス解析の結果をマップに組み込み可視化することによって、コンバージョン率の向上を目指します。

コンセプトダイアグラムの重要性やメリット

WEBマーケティングにおいて、セッション数やユーザーの滞在時間、直帰率などの数値データは非常に重要なものです。

しかし、それらを専用ツールを用いて解析するだけでは、サイト運営の問題点などを洗い出すには限界があると言えます。

解析した数値データをユーザー・顧客の心理変化、意思決定と照らし合わせることによって、より効果的なコンバージョンが見込めるというメリットがあります。

コンセプトダイアグラム作成の手順

コンセプトダイアグラムの図解

コンセプトダイアグラムの作成の手順に関して、ペルソナの設定、コンバージョンまでのプロセスの分割化、そしてマップの作成まではカスタマージャーニーと同じです。

しかし、コンセプトダイアグラムの場合、実際にマップが作成できれば、「新規訪問者」「直帰率」「サイト滞在時間」「クリック数」などアクセス解析によって導き出した数値データをマップ内に書き足す必要があります。

それらを記入して実際にコンセプトダイアグラムのマップが作成できれば、「ユーザーが想定通りに行動しているのか?」ということを検証していきましょう。

コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーの違い

ストリート

コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーそれぞれのメリット、作成の手順について説明しました。

双方は非常に似て非なるものと言えるでしょう。

それでは、以上のことを踏まえた上でコンセプトダイアグラムとカスタマージャニーの違いについて見ていきましょう。

違い①:使用用途

コンセプトダイアグラムとカスタマージャニーの違いとしてまず使用用途が挙げられます。

双方の使用用途として、コンセプトダイアログはユーザーの行動経験を可視化し、図式などを用いてWEB解析を行なうマーケティング手法となりますが、カスタマージャーニーはユーザーが商品をどのように関心を持ちコンバージョンに至るのかを視覚的に表現したものです。

違い②:使用目的

また、それぞれの使用目的についても大きな違いがあります。

コンセプトダイアグラムは、様々な数値やデータなどの情報整理を元に、ユーザーの行動を確定し施策を打つことがメインの目的となります。

一方、カスタマージャーニーは、主に顧客の購買行動や意思決定のプロセスを整理し、課題がどこになるのか考え施策を打つこと目的となります。

どちらも、顧客の購買行動や意思決定のプロセスを可視化するという点においては共通していますが、課題を抽出する根源が異なると言えるでしょう。

コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーの違い|まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーとは何か、双方の違い、メリットや作成の手順について紹介しました。

コンセプトダイアグラムは、ユーザーの直帰率やクリック数など具体的な数値やデータを用いてコンバージョンの向上、改善を目指します。

カスタマージャニーは、コンバージョン達成までにおける顧客の意思決定や購買行動をプロセスごとに可視化し、彼らの立場から具体的なマーケティング戦略を立てて、より効果的なマーケティングを行なうことができます。

双方の違いとして、「使用用途」と「使用目的」が挙げられ、それぞれWEBマーケティングをする上で必要不可欠な手法となります。

いずれもマーケティングの現場において、混同しないように今回紹介した内容を元にしっかりと使い分けて活用しましょう。

この記事を書いた人

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