ページレイアウトアルゴリズムとは、SEOに影響を及ぼすGoogleアルゴリズムの1つです。
今回は、ページレイアウトアルゴリズムとは何か?その仕組みや考えられる影響についてご説明します。
ページレイアウトアルゴリズムを考慮したSEO対策や注意点についてもご説明しますので、ぜひご覧ください。
目次
Googleのページレイアウトアルゴリズムとは?
ページレイアウトアルゴリズムとは、WEBコンテンツを開いた際のファーストビュー内に過剰な広告がある場合、そのページの検索順位を下げるというアルゴリズムです。
Googleがページレイアウトアルゴリズムを導入した意図として、広告の位置やコンテンツなどを含めた質の高いレイアウトを表示することで、ユーザーの利便性を図り、サイトの使いやすさやわかりやすさを目的としています。
つまり、ページレイアウトアルゴリズムとは、ユーザビリティの低いサイトに対するペナルティと言えます。
ちなみに、SEOに関連が深いGoogleアルゴリズムアップデートの歴史についてはこちらで詳しくご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
▶SEOに影響したGoogleアルゴリズムアップデートの歴史と種類
ページレイアウトアルゴリズムの概要
Googleのページレイアウトアルゴリズムの影響を受けやすいWEBコンテンツの特徴として、主に3つが挙げられます。
①Above the fold領域内に過剰な広告が設置されている
②コンテンツ内にある広告の大半がメインコンテンツの上部に設置されている
③広告の読み込みに時間がかかる
これらは、ページレイアウトアルゴリズムの影響を受けやすいWEBコンテンツとなります。
それぞれ3つの特徴について紹介していきます。
Above the fold内の過剰な広告設置されている
Above the foldとは、ページを読み込んだ際にマウスをスクロールしないで見られる領域のことです。
その領域内に過剰な数の広告が設置されている場合に、ページレイアウトアルゴリズムが適用されることがあります。
コンテンツ内にある広告の大半が上部に設置されている
Above the foldの領域に問わずページの上部に広告が集中している場合にも、ペナルティ対象となる可能性があります。
Googleは、Above the fold内が広告過多になっているページをユーザー体験に良い影響を与えないとして、該当するページの検索順位を下げると言われています。
広告の読み込みに時間がかかる
フラッシュ・アニメーション・動画など読み込みに時間がかかるコンテンツや、他のサイトから読み込みが必要なプラグインなどは、ページレイアウトアルゴリズムの影響を受ける可能性があります。
バランスよく広告を配置していたとしても、広告の容量やサイズが大きいことによってページ全体の読み込み速度が遅くなる場合があるため、見覚えのある方はページレイアウトの改善を行いましょう。
ページレイアウトアルゴリズムに効果的なSEO対策
ページレイアウトアルゴリズムは、2012年1月・2012年10月・2014年2月とこれまでに3度更新されています。
現時点では、先述で説明した3つの要素を含むWEBサイトが対象とされています。
ここからは、実際にWEBコンテンツを作成する時に知っておくべきページレイアウトへの具体的な対策について詳しく見ていきましょう。
対策①:ユーザー視点でコンテンツの見やすさを意識したSEO対策をする
広告の配置やコンテンツの内容も含めて効果的なSEOを目指すためには、第一にユーザビリティを考慮する必要があります。
特にAbove the foldの領域内に過剰な広告が設置されていると、コンテンツの内容が分かりづらいだけではなく、ユーザーのサイト訪問時間も短くなってしまいます。
収益のためには広告へのアクセスのしやすさももちろん重要ですが、ユーザーの視点に立ち、コンテンツ全体の内容の見やすさや理解しやすさ、そして使いやすさを考慮した上でWEBコンテンツ作成を行いましょう。
対策②:スマホやタブレット等でのレイアウトも注意する
WEBコンテンツ作成の際にはデスクトップだけでなく、スマホやタブレットなどディスプレイサイズが異なる端末においてもレイアウトをしっかりと注意する必要があります。
なぜならWEBコンテンツ作成の際に、広告をデスクトップ上でバランスよく配置したとしても、そのサイトを他の端末で表示した際、レイアウトが大きく異なり広告が一箇所に集中してしまうというケースが多いからです。
そのため、デスクトップだけではなく、スマホやタブレットにおけるレイアウトについて注意しながらコンテンツを作成しましょう。
対策③:読み込みやすい広告を使用する
WEBコンテンツ内に設置できる広告には、フラッシュ・GIF・バーナーなど様々な種類があります。
それらの広告が、広告自体の読み込み速度、もしくはページ全体の読み込み速度を遅くする原因になっている場合には、ページレイアウトアルゴリズムだけでなく、スピードアップデートというアルゴリズムが適用されると検索結果に悪影響を及ぼす可能性が十分にあります。
そのため、WEBコンテンツを作成する際にはSEOのためにも、デスクトップだけでなく、スマホやタブレットなどの他の端末におけるレイアウトにも注意しながら作成していきましょう。
ページレイアウトアルゴリズムの注意点
先述で説明した3つがWEBコンテンツ作成時のページレイアウトアルゴリズムへの具体的な対策となります。
それでは、ページレイアウトアルゴリズムの注意点についてもいくつか紹介していきます。
修正してもすぐに上位表示されるわけではない
万が一、ページレイアウトアルゴリズムによって検索順位を落とされてしまった時、広告の配置やレイアウト全体に関して修正を行ったとしても検索結果がすぐに戻るわけではありません。
Googleのページレイアウトアルゴリズムは、クローラーが十分な量のページを精査し、処理した上でレイアウトについて評価するため、修正した時にその評価が実際に反映されるのには数週間かかると言われています。
ページレイアウトアルゴリズムが適用されないことに越したことはありませんが、もし適用されて検索順位が落ちてしまった場合には、早急に修正し順位が戻るのを待ちましょう。
広告を消さないとコンテンツ内容が見られないページは排除される
一部のコンテンツには、WEBページを訪問した際のファーストビュー内が広告で埋め尽くされており、それらの広告を消さないとコンテンツテキストを見ることが出来ないようなページがあります。
そのようなユーザーにとって目障りとなる広告をインタースティシャル広告と言い、モバイルWebページの閲覧中やモバイルアプリの操作時に、強制的に表示される広告のことを表します。
これらのページは、ページレイアウトアルゴリズム以前の問題であり、悪意のある低品質なコンテンツと見なされるため排除される対象となるでしょう。
インタースティシャル広告について、詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。
▶煩わしい広告とおさらば!インタースティシャルアップデート!
Googleのページレイアウトアルゴリズムとは?|まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、Googleのページレイアウトアルゴリズムによる影響やSEO対策について詳しく紹介しました。
普段からレイアウトに関して注意をしながらコンテンツ作成を行っている場合は、それほど気にする必要はありませんが、なかなか上位表示されない場合はレイアウトに関して改めて見直す必要があります。
ユーザビリティを第一に考えたコンテンツを目指し、サイトの使いやすさやわかりやすさを意識したレイアウトを考えましょう!
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