モバイルフレンドリーアップデートは、Googleアルゴリズムアップデートの1つです。
「モバイルフレンドリーアップデート」とは、モバイル端末に対応しているサイトの順位を上位化するGoogleアルゴリズムのアップデートです。
このアップデートに対応したサイトはどう作ればいいのか、また自分の作ったサイトが対応できているのか調べる方法などご紹介していきます。
目次
モバイルフレンドリーアップデートとは?
「モバイルフレンドリー」とは、スマホやタブレットなどのモバイル端末を使用するユーザーにとって、見やすく使いやすいようにサイトを最適化することです。
「モバイルフレンドリーアップデート」とは、最適化されたサイトのモバイル対応を検索順位に反映させるGoogleアルゴリズムのアップデートのことを言います。
Googleは2015年4月21日(日本時間にして22日)に発表し、初めてモバイルフレンドリーアップデートが実施されました。
これまでに実施されたGoogleアルゴリズムアップデートについては以下よりご確認ください。
▶SEOに影響したGoogleアルゴリズムアップデートの歴史と種類
モバイルフレンドリーアップデートの特徴
実際にモバイルフレンドリーアップデートが実施された内容は、どのようなものなのでしょうか。
モバイルフレンドリーアップデートの特徴を大きく3つに分けてご紹介していきます。
Webサイト全体ではなく、各ページが対象になった
モバイルフレンドリーアップデートはサイト全体の評価ではなく、1ページ毎の評価となります。
例えば、同じサイト内でモバイルフレンドリー化されているページAとモバイルフレンドリー化されていないページBがあった場合、ページAは評価され、ページBは評価されないということになります。
世界中全ての言語が対象
スマートフォンの普及により、Googleはモバイルユーザビリティを第一に考えるようになりました。
スマートフォンの普及は英語圏に限らず全世界で見られる動向のため、モバイルフレンドリーアップデートは世界中全ての言語が対象となります。
モバイル端末での検索結果のみに対応
モバイルフレンドリーアップデートは、モバイルユーザビリティが第一のアップデートのため、モバイル端末のみに対応しています。
そのため、モバイルフレンドリーに対応していないサイトやページは、スマホやタブレットに対応させる必要があるでしょう。
モバイルフレンドリーかどうか調べる方法
このアップデートにより、自分のサイトがモバイルフレンドリーかどうかが気になる人も多いのではないでしょうか?
あなたのサイトがモバイルフレンドリーに対応しているかをチェックするツールを紹介していきます。
モバイルユーザビリティレポート
Google社が提供するサイトの管理ツール「Google Searvh Console」を使います。
このツールであなたのサイトがモバイルユーザビリティかどうかを確認しましょう!
確認する手順は次のようになります。
1. Google Searvh Consoleにログイン
2. 「検索トラック」をクリック
3. 「モバイルユーザビリティ」をクリック
4. 「新しいレポートに移動」をクリック
5. 結果が表示される
「モバイルユーザビリティレポート」では、モバイルユーザビリティのあるページとないページが個々に表示されます。
もし、モバイルユーザビリティがないと判断されたページがあったら修正しましょう!
2.モバイルフレンドリーテスト
こちらもGoogle社が提供するモバイルの使いやすさを判定するツール「モバイルフレンドリーテスト」を使います。
こちらのツールでは簡単にあなたのサイト・ページがモバイルフレンドリーかどうかがチェックすることができます。
確認する手順は次のようになります。
1. ボックスにURLを入力
2. 「テストを実行」をクリック
3. 結果が表示される
モバイルフレンドリーテストの診断結果は「このページはモバイルフレンドリーです」「このページはモバイルフレンドリーではありません」の2つになります。
モバイルフレンドリーでないという診断結果が出たら、一度サイトを見直しましょう!
モバイルフレンドリーアップデートのSEO対策
検索結果の上位化を目指す場合、モバイル向けにサイトを最適化する必要があります。
先述で紹介したツールで「モバイルユーザビリティがない」、もしくは「モバイルフレンドリーでない」と診断された場合、次のような項目を見直して修正しましょう。
ここでは、モバイルフレンドリーアップデートのSEO対策について5つの修正点をご紹介していきます。
1.コンテンツの幅を調整
モバイル端末は、パソコンと違って画面が小さいです。
画像やテキスト等がモバイル端末で見たときに、ズレがないか確認し調整しましょう!
2.テキストサイズの調整
スマホでも見やすいテキストサイズにする必要があります。
あまり大きい文字サイズだと画面が小さい分スクロールが大変になってしまいます。
しかし、逆に小さすぎると見づらくなってしまうため、最適なテキストサイズに調整しましょう!
3.モバイル用viewportの設定
Googleではviewportタグを設定することを推奨しています。
viewportとは、サイトの表示領域を設定するコードです。
viewportを設定して正しくサイトが見れるようにしましょう!
4.リンクの間隔を調整
リンク同士の間隔が狭く、間違って別のページに飛んでしまった経験はありませんか?
このような事態を防ぐには、リンク同士で適切な間隔を取ることが必要です。
モバイル端末は指で操作するため、誤タップを防ぐページ作りもモバイルフレンドリーと言えます。
5.ページ速度に気を付ける
ページが重いとなかなか読み込めずにユーザーが離脱する可能性が高まります。
ページの速度を改善するには、次のような方法が挙げられます。
1.リソースを圧縮する
2.画像を圧縮する
3.CSS/HTMLを縮小する
ページの軽量化を目指し、すぐに読み込めるページ作りをしましょう!
モバイルSEOについての詳しい内容はこちらをご覧ください。
▶スマホ時代に欠かせないモバイルSEOとは?注意点やツールを解説!
モバイルフレンドリーアップデートの影響力
モバイルフレンドリーアップデートは第1弾、第2弾と2回に分けて行われましたが、どちらも大きな変動はなかったようです。
PCでの検索結果には影響はなく、モバイル端末による検索順位が下がったサイトもあれば、上がったサイトもあったと言われています。
検索結果の上位化されるユーザビリティの高いサイトでは、既にモバイル対応したモバイルフレンドリーなサイト作りが行われていたようです。
モバイルフレンドリーアップデートの注意点
モバイルフレンドリー化は、あくまでも1つの加点要素であるため、ユーザビリティが高くなければ検索順位は上昇しません。
ユーザービリティを考えたサイト設計やコンテンツ作成をすることで、モバイルフレンドリー化した効果が発揮され、検索順位の上位化が期待できます。
今後、モバイル対応がますます重要となるため、モバイルフレンドリーへの対応を早めに見直す必要があるでしょう。
モバイルフレンドリーアップデートについて|まとめ
「モバイルフレンドリーアップデート」とは、モバイル端末に対応しているサイトの順位を上位化するGoogleアルゴリズムのアップデートです。
モバイルフレンドリーでないと判断された場合には、モバイルユーザビリティの高いサイト作りが必要になります。
また、ユーザーを第一に考えたコンテンツ作りが何よりも大切だと言えるでしょう!
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