プロジェクトには不可欠!SWOT分析とそのやり方とは?

SWOT分析とは、組織や個人が使う4つの観点で分析する手法です!

>

  • 公開日2019年5月23日
  • 更新日2019年6月10日

SWOT分析とは、組織や個人がプロジェクトやビジネスを立ち上げる際に使われる手法の1つです。

SWOT分析は、1960年から1970年代にスタンフォード大学で研究プロジェクトを導いた人によって開発された昔からの分析方法です。

本記事では、SWOT分析のやり方、その効果について紹介していきます。

SWOT分析を使いこなして目標達成を目指しましょう!

SWOT分析とは?

マーカーを使って会議する

SWOT分析(スウォット)とは、組織や個人がプロジェクトやビジネスを起こす際に行われる分析術です。

□ S(Strengths)=強み
□ W(Weaknesses)=弱み
□ O(Opportunities)=機会
□ T(Threats)=脅威

これら4つの観点から組織や個人を分析します。

SWOT分析の目的

SWOT分析を行うことで、戦略を立てる際に内部環境外部環境両方を視野に入れることができます。

内部環境は、自分達の努力で変えられる部分で、外部環境とは業界の環境や景気といった努力だけではどうにもならない部分になります。

自分達で変えることができるもの、そうでないものを前提とした分析によって、目標を達成するにあたっての課題や機会を見直すことができます。

SWOT分析のやり方

グラフを使った資料

それで、SWOT分析はどのように行えば効果的な結果を得られるでしょうか?

ここでは、SWOT分析のやり方を紹介します。

外部環境(O・T)の情報収集・分析

まずはマクロ環境や業界環境など、外部から情報収集をし、O(機会)とT(脅威)の分析を行います。

外部環境を知ることで、自社に及ぶ影響を推測することができます。

外部環境の情報を集めるのに代表的な分析方法が3つあります。

PEST分析

PESTとは、Politics(政治)Economy(経済)Society(社会)Technology(技術)の頭文字を取ったものです。

この4つの流れを分析することで、業界の中長期的なマクロトレンドの仮設を立てる事ができます。

3C分析

3Cとは、Customer(市場)、Company(自社)、Competitor(競合)の頭文字を取ったものです。

この3つの環境を知ることで、業界環境を分析することができ、SWOT分析に役立てられます。

ファイブフォース分析

ファイブフォースを和訳すると5つの力という意味になります。

ここでいうファイブフォースは、以下の5つになります。

「新規参入業者の脅威」…業界の競合が増え、価格争いによる収益の低下
「買い手の交渉力」…買い手の力が強いと売り手は値引きを求められ収益性が低下
「供給企業の交渉力」…原材料や部品を売る企業の交渉力が強いと原価コストがかかり収益性が低下
「代替品の脅威」…既存製品より費用効果が高い代替品が登場すると収益性は低下
「競争企業間の敵対関係」…業界に同程度規模の企業がいる、もしくは固定費が多く撤退が難しい業界で供給過剰になると競争が厳しくなる

ファイブフォース分析で、脅威となる環境を分析しましょう!

内部環境(S・W)分析

外部環境を分析したら、次に内部環境であるS(強み)W(弱み)を分析します。

ここでは、

□ ブランド力
□ 技術力
□ 価格
□ 品質
□ 資源…etc

といった観点から外部環境の変化に対する自社の強みと弱みを見つけます。

ここでは主観的な評価ではなく、競合と相対的に評価することが大事です。

事実やデータといった根拠を以て強みと弱みを分類しましょう。

外部環境と内部環境をクロスしたSWOT分析を行う

ここからはSWOT分析であがった各要素をクロスさせて戦略を立てていきます。

ここでは、強み・弱み・機械・脅威を組み合わせて見ることで、多角的に分析することができます。

強み×機会

自分達の強みを使ってチャンスを活かすためにどうするかを考える。成長を目指すときにはこの分析を使うと良い。

弱み×機会

自分達の弱みを補強、克服するために機会を活かす方法を考える。折角の機会をいかに活かすか案を出す。

強み×脅威

自分達の強みを生かして脅威による影響を避けたり、更には脅威を機会にする方法を考える。

弱み×脅威

自分達の弱みを理解し、脅威によるダメージを最小限に抑えるためにどうするか考える。もしくは撤退する。

SWOT分析で出た結果を解釈し、戦略に落とし込む

上で行ったSWOT分析を用途に合わせて解釈し、戦略として使っていきましょう。

上で出たクロスSWOT分析の中で、ビジネス拡大で特に重要なのは強み×機会です。

強みと機会の枠で出た要素の組み合わせを沢山作り、自分達の強みを活かしたさまざまなビジネス戦略を練りましょう。

しかし、弱み×脅威もしっかりと解釈しなくてはいけません。

この部分を怠ると、外部環境による影響で多大なダメージを負ってしまい、最悪の結果を招いてしまう可能性が高くなります。

防衛策を練るか、事業を撤退するかの判断は非常に重要です。

SWOT分析のコツ

デスクトップPCとアイコン

これまでSWOT分析のやり方を紹介してきました。

しかし、やり方がわかっても中々難しそうなSWOT分析。

ここではSWOT分析をする際に意識するべきコツを紹介します。

目的・目標をはっきりさせる

目的が曖昧なまま分析を行ってしまうと、議論の要点がぶれてしまう可能性があります。

そして手段が目的化してしまう勿体ない事態にもなりかねません。

目的がはっきりしていると、SWOTの中でも特に重要な要素がわかってきます。

達成する目標を明確にし、分析するべき要素をしっかり分析しましょう。

前提条件を決め、共有する

目的を明確にした後は、分析対象・事業を進めるにあたって、対象になる顧客・競合企業といった前提条件を整理し、仲間内で共有ましょう。

これらの認識が曖昧だと、前提条件に伴うSWOTが定まらず、軸がぶれてしまい分析の意味がありません。

複数人の視点で分析する

SWOTそれぞれの要素を漏れなく分析するためには、色んな視点を持った人々が参加する必要があります。

SWOT分析の目的・目標に合わせたメンバーを選びましょう。

ポジティブ要素は何度も考察し多くのアイデアを出す

事業拡大や進出の鍵にもなる「強み」「機会」は何度も考察し、いくつもの項目を出しておくとアイデアに繋がります。

新しい強みを見つけると、新しい機会が見えてくるなど相互作用が働くこともあります。

マイナス要素で消極的になりすぎない

マイナス要因である「弱み」「脅威」を「出来ないこと」「厳しい環境」とみなしてしまうと、目標を達成するにも消極的な姿勢になってしまいます。

弱みは、克服するべき要素、脅威は、回避すべき、もしくは機会にする要素と考えましょう。

SWOT分析とそのやり方|まとめ

SWOT分析とは、企業や個人が新たなプロジェクトやビジネスを立ち上げる際に使われる分析法です。

SWOT分析には、外部環境の情報収集・分析、内部環境の分析が重要になります。

この分析の際には、様々な視点で抜け漏れなく、客観的に自社を分析する必要があります。

そして、分析して出てきた4つの要素に属する項目を組み合わせる事で、戦略を練ります。

SWOT分析を使うと、外部環境による良い影響を更にプラスに働かせ、悪い影響を最小限に抑えた中長期的な戦略を立てる事が可能です。

今後取り入れるべき戦略や、改善すべき課題などを洗い出し、具体的な行動計画に落とし込むまでしっかりと議論することが重要だと言えるでしょう。

By


Sponsored Link