子供にとって、お正月の一番の楽しみはお年玉。
凧を揚げたり、駒を回す子供は今や絶滅危惧。
お年玉でゲームを買ったり、お友達と福袋ショッピングに出かけたり、中には海外で休暇を満喫、お年玉はお土産代かなという贅沢な現代っ子もいるでしょう。
親の親戚付き合いや交友関係、身内の数によって、お年玉の額、子供の収入源は変わってきますが、その総額が気になるところです。
貰える人数が少なくて、すぐに数え終る額のお金を、何度も数えなおす健気な子も、好きなマンガを数冊買って、残りは小さな貯金箱にささやかな蓄えをしようという堅実な子もいます。
お年玉での金銭教育論は別として、年始の夢を広げてみてみれば、お年玉を資金に起業して経営者になってしまうというスーパー小学生もいますし、大人の月収並みの収入を得て、お小遣いの年収を稼いでしまう子もいるでしょう。
その額は千差万別、子供が世の中の不条理を一番最初に知るのが、お年玉といってもいいと思います。
さて、今回はそんな、子供の未来へのターニングポイントを作ってしまいかねないお年玉の総額についてのアンケート調査です。
貰う番が終わったらあげる番、これから、ぽち袋に何枚のお札をいれるか参考にしてみてはいかがでしょうか。
お年玉の平均総額調査
金額帯をいくつかに絞ったアンケート結果から見てみましょう。
Q.子供の頃、お正月にもらったお年玉の総額は?
お年玉の総額0~9千円
14.5%の方がお年玉総額5000円以下、毎年の平均が25000円前後ですから、この金額だとかなりかわいそう。
50代以上の方の子供の時だと、貨幣価値もだいぶ変わっていますので、高額とも言えますね。
お年玉の総額6千円~9千円の方は全体の1%、 こちらでも毎年の平均額の半額に満たない金額ですね、今でいうと9千円でもゲームソフト2本までは買えません。
お年玉の総額0~9千円だった方の回答
- 8000円(男性/20代)
- 5000円(男性/60代以上)
- 5000円くらい(女性/20代)
- 3000円(女性/50代)
- 2000円(女性/50代)
- 1000円(女性/30代)
お年玉の総額1万円~2万円
子供にとって、多いと見るか、少ないと見るかは難しいところですが、大人でも人からもらったら嬉しい金額。
たくさんの物は買えないかもしれませんが、欲しかった物を手に入れることはできるでしょう。
お年玉の総額1万円~2万円だった方の回答
- 2万円くらい(男性/40代)
- 1万数千円くらいでしょうか…(女性/30代)
- 1万円前後(女性/40代)
- 15000円(女性/20代)
- 1~2万円(男性/20代)
お年玉の総額3万円~4万円
平均よりも少しリッチな金額帯ですね、これだけあれば欲しい物はたいてい買えるでしょう。
ちょうど大人の一か月分のお小遣いといったところでしょうか。
10人から3千円貰うとちょうど3万円、32%と一番多くの回答を集めましたので、一般的な金額だと判断できるでしょう。
お年玉の総額3万円~4万円だった方の回答
- 40000円(女性/20代)
- 平均5千円くらいで総額4万円くらい(男性/50代)
- 平均3千円、多くくれる人で1万円(男性/40代)
- 30000円(女性/30代)
- 30000円くらい(女性/30代)
- 30000円前後(男性/20代)
お年玉の総額5万円以上
24.5%の方は5万円以上お年玉を貰っています。
30代の方の回答が目立ちましたので、時のバブル経済で周りの大人がみんなお金持ちだったのかもしれません。
こちらの金額帯には、桁違いの回答も、ちらほら、子供に30万円の収入があったら、どう使うのでしょうか?
贈与税は110万円以上から発生しますので、さすがに一般以上の家庭でも、そこまでの心配はないかと思いますが、世の中には資産家や大富豪と呼ばれる想像もつかないお金持ちがいるのも事実です。
お年玉の総額5万円以上だった方の回答
- 50000円(女性/30代)
- 80000円くらい(女性/20代)
- 10万円(男性/30代)
- 12万円(女性/30代)
- 20万円(男性/30代)
- 30万程だったと思います(男性/30代)
貰う側、あげる側にとってのお年玉
お年玉は子供にとって、年間最大金額のお小遣いを手にする事も出来る大チャンス。
その額も使い道もそれぞれですが、金銭教育ができるという点で見れば、大人にもチャンスかもしれません。
全額取り上げて貯金してしまう、もちろん将来まとめて渡すわよという家庭も多いようですが、これも一長一短。
大人になって突然大きな額を貰っても、計画性もなく、あっという間に使ってしまうというケースもあるでしょうし、当然お年玉の有難みというものは伝わりません。
お金のシステムを理解し始めた頃から、一年生きた証として手に入れられる金額に対して、欲しい物を買えば、消えてしまうというお金の果敢なさの現実を体験させられれば、お金を得る苦労も、お金で物を買える喜びも味わうことができます。
社会生活で必須の物欲コントロールも、早いうちからできていれば安心です。
そんな子は、自分があげる番になった時、自分の子供がお年玉を貰った時にも、生きた教育ができるはずです。
もう一度自分が貰ったお年玉の事を思い返し、これからあげるお年玉の事を考えてみてはいかがでしょうか。
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